製造部 第一製造 (熱交)課 Y.M.さん 製造部 第一製造 (熱交)課 Y.M.さん

社員を知る

製造部 第一製造 (熱交)課 Y.M.さん

信頼できる
上司や同僚に恵まれて成長

Y.M.さん
製造部 第一製造 (熱交)課

リンナイテクニカで製造している給湯器は、簡単に言えば水を入れてお湯に変える器具です。その心臓部と言われるのが、熱交換器です。熱交換器の本体は銅製の四角い箱で、その中に水を通すための細いパイプがいくつも並んでいます。
熱交換器がバーナーの炎であぶられると、銅は熱伝導性が高いためすぐに温度が上昇します。すると、パイプの中を流れる水に熱が伝わり、お湯になるという仕組みです。
熱交換器は社内で製造しているのですが、私はその品質を担当する品質技術係の係長をしています。

社内で製造する熱交換器の品質を管理
私たち品質技術係は熱交換器の製造全般の品質を管理しています。
熱交換器の製造現場では、熱交換器の部品となるパイプの加工を自社で行っているほか、熱を効率的に伝えるためのフィンという部品も社内で製造しています。フィンは板厚が約0.3mmの銅を何枚も重ねて1台分となり、各部品を組付けて箱型の熱交換器にします。更に溶接の一種であるろう付にてパイプの接合も行っています。

それらの工程内で、効率的で高品質なものづくりの妨げがあれば改善するのが私たちの仕事です。また、新製品の製造が立ち上がるときには、その品質面の準備を行います。何らかのトラブルが起きたとき、再発させないための改善案をつくるのも私たちの役割になっています。
高価な素材を効率よく使えるように
銅はステンレスや鉄に比べて価格が高いため、市場価格の変動が給湯器のコストを左右しかねません。そのため、素材を効率よく使って給湯器をつくり、歩留まりを高めることや、不良品を出さないことがとても大切です。
歩留まりをよくするためには、設計段階での工夫が欠かせませんが、製造現場で工程内不良をなくすことでも貢献できます。
製造部 第一製造 (熱交)課 Y.M.さん
改善が目に見えるやりがい
品質担当としてやりがいを感じるのは、問題に対して改善を行ったり変化を起こした成果が数字で現れるときです。
品質面の課題をクリアするために従来から追加していた工程を見直し、設計変更や設備・作業の変更などによって、その工程をなくす改善もあるのですが、その結果としてものの流れが目に見えてスムーズになったときの達成感は大きいですね。
製造部 第一製造 (熱交)課 Y.M.さん
信頼できる上司に恵まれ成長
リンナイテクニカでは同僚が協力し合って1つになり、難しい目標の達成に向かっていく雰囲気があります。
また、現在の部門の上司や、品質管理課で私を育ててくれた上司など、信頼できる上司に恵まれている点もありがたいと思っています。もちろん、上司には厳しく指導されることもありますが、本当に困っているときに的確なアドバイスで助けてくれるため、困難を成長につなげることができます。
これからの目標
私は入社して品質管理課に配属され、第二製造(製品組立)課に異動して品質技術係を経験しました。その後に再び品質管理課に所属し、現在の部署に来て4年目です。一貫して品質担当として働き、お客さまによい製品を提供することを一番の目標に掲げてきました。保証された品質のものをつくるために必要な良品条件の設定が常に私の課題であり、これからも重要なテーマであり続けるでしょう。
人材育成で目標にしているのは、私のコピーのような人材を育てるだけで終わらせないことです。私の考え方を後輩に伝えつつ、後輩が得意な分野を活かして活躍できるようにサポートしたいと思います。今は数名のスペシャリストがいれば仕事が回る時代ではなく、社員全員のレベルアップが求められていますので、人材育成にはさらに力を入れていきます。
1日の流れ
7:40
出社
8:00
部門主要メンバーの朝礼
8:10
ラジオ体操、各フロアの朝礼
8:20
加工工程の巡回,確認・前日の品質実績確認
⇒異常等あれば工程調査・対策実施
10:00
休憩(10分間)
10:10
係としての課題改善業務
11:45
昼休憩。食堂で昼食
12:30
加工工程確認、加工ワークの出来栄え確認
14:00
係員の業務進捗フォロー
15:00
休憩(10分間)
15:10
新製品立上げ業務・会議出席等
17:10
終業。日によっては残業
休日の過ごし方
音楽が好きで、以前はよくライブハウスに行っていました。現在はライブハウスに多くの人が集まることが難しいため、配信ライブを楽しんでいます。