社員を知る
「板金っていいよね」
と言われるように
- S.M.さん
- 製造部 第一製造 (板金・塗装)課
- 入社を決めた理由
- 給湯器は生活必需品なので、景気の変動に影響されにくいと聞いたことが入社を決めた大きな理由の1つでした。たしかに、20年近く働いてみると、景気にかかわらず安定していると実感します。
また、テレビCMでリンナイという社名を聞いていたことや、当社で働いていた高校の先輩から「働きやすくていい会社だよ」と言われたこともあり、入社の気持ちが固まりました。
- プレス加工の生産性向上を図る
- 私は主にプレス加工の生産性や品質を向上させる仕事をしています。
当社はプレス加工によって様々な部品をつくっていますが、私が担当しているのはステンレスの薄い板を成型加工し、バーナーの部品をつくる工程です。また、給湯器のボディーである外観部品と呼ばれる部品のプレス加工も担当しています。
炎が出るバーナーは複雑な形状をしているため、プレス加工を1回行った薄板に対し、金型を変えてさらにプレスすることもあります。ただ、加工方法をプレスだけにこだわる必要はないため、後工程の曲げ加工や穴開け加工で対応をすることも多くなっています。
私が所属する課には20基以上の自動機が配置されています。それらの自動機の生産性や品質を向上させ、トラブルに対応するのが私の仕事です。
- 作業環境を改善するやりがい
- 自動機の稼働には人間の作業も必要です。私の部署では約20人の作業者が働いています。人間が行っているのは材料を投入したり、目で品質チェックをしたりする作業です。
作業者が作業しやすい環境の整備が、生産性向上のカギになります。具体的には、無理な作業姿勢を取らないで済むようにしたり、手の上げ下げを減らしたり、振り向く動作をなくしたりするといった改善です。
改善のポイントは様々なきっかけで見つけることができます。例えば、私が作業者の動きを見て気になる点について「この動きは負担が大きくないですか?」と尋ねたり、作業者から提案を受けたりします。そこから「では、このようにしてみましょうか」とアイディアを出し合って最も作業しやすい方法を探っていきます。
作業環境の改善によって作業者から「やりやすくなったよ」と声を掛けてもらうことは、大きなやりがいです。
また、このような改善を若手社員と一緒に進めれば、経験の浅い若手が先輩の考え方に触れるチャンスとなり、若手の育成につながります。
- 耳と目で機械の変化に気付く
- トラブルの予兆をつかむためには、現場で感覚を研ぎ澄まし、わずかな音や動きの違いに気付くことが大切です。私はいつも現場の同じフロアにいますので、自動機が普段と違う音を出していればわかります。ほんの少しでも甲高い音や低い音が出ていれば、自分の目で設備をチェックします。そして、該当部分で起きている現象や状態を調べ、原因を見つけて直し、再発防止につながる改善策を考えます。
機械の修理や改善のための作業は、生産が終わり設備が停止してから行うことがどうしても多くなります。製造機械の保守を専門にしている製造技術という部門もあるのですが、私たちの知識やスキルを向上させるためにも製造技術に頼るばかりではなく、自分たちで直せるものは直すようにしています。自動機などのコア技術については製造技術の社員とコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。
- 無理なく働ける職場にしたい
- 「板金っていいよね」と言われるような部署にしたいと思っています。どういうことかと言えば、作業環境をさらに向上させて無理なく長く働けるようにし、働く人同士の関わり方にも注意してストレスを感じさせない職場にしたいと考えています。
- 1日の流れ
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- 7:50
- 出勤。車通勤
- 8:10
- ラジオ体操 部門朝礼
- 8:20
- 各フロア ライン長朝礼
- 異常があれば工程調査 対策実施
- 9:50
- 休憩(10分間)
- 10:00
- 各設備の生産進捗確認
- 目標に対し遅れが発生している場合は各ライン長に状況確認を行い、問題対策を行います
- 11:45
- 昼休憩。食堂で昼食
- 13:00
- 各設備の生産進捗確認
- 14:50
- 休憩(10分間)
- 15:00
- 各設備の生産進捗確認
- 17:10
- 各フロア ライン長夕礼
- 終業。生産台数が多い時期は1時間ほど残業
- 休日は子どものサッカー観戦
- 土日には大抵、子どものサッカーの試合があるため、私は送迎と観戦をしています。夏場は暑さがこたえますが、子どもたちの頑張りを観るのが楽しみですね。